1月次定例会を開催いたしました(2020)

去る1月23日(木)、東北大学大学院 経済学研究科 教授 吉田 浩 様を『大学院特別講義』として迎え、定例会を開催いたしました。

今回の定例会は、いつもとは趣向を変え「⽇本映画『宣戦布告』のような事態は起こりうるのか」と題し、DVD鑑賞による勉強会を行っていただきました。映画『宣戦布告』(せんせんふこく)は、1998年に麻生幾氏によって書き下ろしされた小説を映画化、2002年に劇場公開、自衛隊の治安出動における武器使用の問題点や弱腰な政治家達のやり取りを描いた作品と評されるもの。この映画を鑑賞をすることで、有事の際はどうなるのかについて考えさせていただきました。

ストーリーは、架空の国の潜水艦が日本海沿岸で座礁、完全武装した工作員が本邦に上陸した。この事態に警察力のみでの対処が難しい事から、首相はついに自衛隊出動に踏みきる。しかし、現場の連隊本部と防衛庁の対立や指揮・命令系統の不備、更には法解釈ギリギリの出動であったことから武器使用の合法的な解釈が行えず、反撃すら許されない自衛隊は交戦開始直後に早くも6名の犠牲者を出してしまう。その後も重火器の使用許可が下りず有効な攻撃が出来ないまま、次々と隊員が死傷していく。武装工作員と自衛隊との交戦が続く中、防衛庁は架空の国の核ミサイルが発射準備体制に入ったとの情報を得る…。というもの。

勉強会は110分のDVD鑑賞をする中で、自衛隊現役・OBの会員様から逐次、予備知識を加えて頂きながらストーリーに理解を深めるとともに、フィクション映画と現実の相違及び時代背景に照らしたご意見等を賜りました。ご参加の皆様からは、様々な問題点、危機を管理する難しさを考えさせられたという声が散見されました。また、支部長からも「このような鑑賞会&意見交換は価値があります。」と講評され、今後も同様な内容を開催してみたいとのお言葉で会の最後を締めくくりされました。
吉田先生、お忙しい中のご準備、興味ある貴重な邦画を視聴する機会をご提供頂き、誠に有難うございました。

上陸した架空の国の工作員が潜伏!!
ストーリーに引き込まれていく参加者
有事の対応は、これで正しいのか?(疑問)
吉田先生(中央)ありがとうございました。

1月ペンタ会・勉強会開催のお知らせ(2020)

ペンタ会、および宮城県支部勉強会1月次勉強会のご案内

1月次ペンタ会(交流会)と勉強会を来る23日(木)に開催いたします。皆様お誘い合わせのうえ、ご参加をお待ちしております。

日時 令和2年1月23日(木)18時00分
注)17時~ 宮城県支部有志勉強会は当月は開催されません。開始時間にくれぐれもご注意ください。

場所 スマイルホテル3F『シェルブール』会議室(仙台市青葉区一番町)

宮城県支部勉強会・ペンタ会(18時~)

18:00 宮城県支部勉強会

[⼤学院特別講義]  東北大学大学院 経済学研究科 教授 吉田 浩 様

[テーマ(確定)] 「⽇本映画『宣戦布告』のような事態は起こりうるのか」

19:00 懇親会(【ペンタ会】)

※ DVD放映時間約110分間により、懇親会では、飲食と並行して鑑賞の続き及び討論を行いたいと思います。(会費:3,500円)

宮城県支部 有志勉強会(17時~)

 当月、都合により、有志参加の勉強会を中止いたします。次回以降開催の際は、是非参加をお待ちしております。